ネットビジネスでGDPRの対策は必要?アドセンスで稼ぐなら広告の設定を忘れずに

アドセンスのGDPR対策

ヨーロッパでGDPRと呼ばれる個人情報保護に関する法律が施行されました。

この法律はヨーロッパ以外の国であっても影響を受けるという変わった法律です。

既に色んなところで話題になっていますが、ネットビジネス実践者も無視できない影響を受けます。

本記事ではアドセンスで必要な対策について解説します。

GoogleアナリティクスやAkismetについては↓の記事を参照してください。

GDPRの対策は日本人向けにアドセンスをやる場合も必要なのか?

アドセンスのGDPR対策

GDPRはヨーロッパのユーザーの個人情報保護に関する法律で、

例え日本の事業主であってもヨーロッパの人の個人情報を扱う事業であれば、GDPRに従う必要があります。

 

GDPRの影響を受ける企業に

「日本からEUに商品やサービスを提供している企業」

という条件があります。

 

個人のネットビジネスがどこまで影響を受けるか微妙なところですが、

法人化の例も多い以上、全く対策を考えないのは危険だと思われます。

ブログやアドセンスはサービスの提供に当たると思われるので、GDPRの対象に含まれる可能性があります。

 

また、GDPRの罰則は全世界年間売上高の4%以下、または2000万ユーロ以下のいずれか高い方となっています。

かなり高額な罰則なので、全く対策しないのは危険と言えます。

 

ヨーロッパ向けのコンテンツを提供しているブログは対策必須ですが、

日本向けのブログの場合は必要なのでしょうか?

 

経験則から言うと日本向けのブログにヨーロッパのユーザーが訪れる可能性はかなり低いです。

よって対策しなくても実質的に影響を受けない可能性があります。

 

しかし、運悪くヨーロッパのユーザーが訪れてアドセンスを間違えてクリックした場合に

GDPRに引っかかる可能性があります。

このような事故的なことを防ぐために最低限の設定だけはしておいた方がいいと思います。

GDPR対策のためのアドセンス設定

万が一にヨーロッパのユーザーがブログを訪問した場合に備えた

アドセンスの設定は簡単にできるのでやっておきましょう。

アドセンスのGDPR対策

アドセンスのホームからEUユーザーの同意に関する設定を行えます。

ここでパーソナライズされていない広告を選択することで、

EUユーザーのみにユーザー毎に最適化されていない普通の広告を表示することができます。

これでアドセンスがEUユーザーから個人情報を得ることはないはずなので、

問題は起きないはずです。

EUユーザーに対してアドセンスを表示したい場合は?

運営しているブログによってはEUユーザーに対してもアドセンスを表示したい場合も当然あるでしょう。

しかし、現在は簡単な設定でアドセンスを表示することはほぼ不可能です。

パーソナライズされた広告を表示するにはEUユーザーの同意が必要ですが、

同意に関する機能などは個人で用意する必要があるのでいきなり対応するのは難しいです。

 

逆に言えばまだライバルが少ないとも言えるのでビジネスチャンスと言えます。

しかし、EUユーザーに対するコンテンツを日本人が作るのは簡単ではないと思われるので、

全くの初心者が挑戦するには難しいように思います。

 

もし旅行ブログなどを運営していてたまにEUユーザーがアドセンスをクリックしていくといった状況であっても

その割合が低いなら無理に対応しないのも手です。

基本的にはEUユーザーに対してはパーソナライズされていない広告を表示し、

ブログによっては個々に対策を立てることになります。

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2018年6月10日

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2 件のコメント

  • とろりです。お世話になります。
    他のブログでGDPR、と書かれていて何だろう?と思ってたところで、この記事、とてもありがたいです。
    おっしゃる通り、気を付ける必要がありますね。
    大変勉強になりました。

    • とろりさん

      コメントありがとうございます。
      GDPRは実際どのように運用されるのかわからない部分も多いので、
      今後の動向にも注目する必要がありますね。

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